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長襦袢(ながじゅばん)とは?役割や着物の着方の基本について

きものの着るためには、着物の下に長襦袢(ながじゅばん)というもの着用します。

襦袢につかう生地は高級なもののほかに、下に着るものですので、洗濯できる洗える素材やアイロン手入れができるものなど色々な種類があります。

長襦袢は男性、女性ともに着付けに必要なものですが、今回は女性用の長襦袢についてどういうものかご紹介します!

 

長襦袢って?

長襦袢は着物の下、肌着の上に着るもので、洋服でいうとキャミソールやワイシャツのようなインナーの役割として着用します。

長襦袢の語源は、南蛮渡来からもたらしたポルトガル語の「ジバン(袖の長い服)」からきています。

汗や皮脂汚れからきものを守る役割や着くずれ防止の効果もありますが、袖口や振りからチラリと見えるおしゃれポイントのひとつです。

最も一般的な長襦袢の種類は対丈仕立ての長襦袢と、上下に分かれている二部式襦袢(にぶしきじゅばん)です。

いろいろな種類がありますが、総称して長襦袢と呼んでいます。

 

長襦袢の特徴について

長襦袢も着物同様、季節によって着分けます。つまり長襦袢にも衣替えがあります。

また長襦袢にもフォーマルとカジュアルがあります。

季節の着こなし

一般的に着物の袷・単衣によって長襦袢を合わせます。

袷の着物には、胴は1枚仕立ての単衣で袖が2枚仕立ての無双袖とよばれる長襦袢を合わせます。

冬には防寒の役目もある、胴の部分も袷の長襦袢もありますが、最近の温暖化の影響で暑いという理由から無双袖が主流となっています。

単衣の着物には、胴も袖も1枚仕立ての単衣袖の長襦袢です。

単衣や薄物の時期は絽、紗、麻の長襦袢を着ます。

フォーマルとカジュアルの着こなし

留袖や喪服などに合わせる礼装用の長襦袢には、必ず白無地の長襦袢を着用します。

礼装以外であれば、カジュアルな着物まで対応できる淡い色、ぼかし染めが一般的です。

最近では濃い色の長襦袢もおしゃれでカジュアル着物専用として多く見られます。小紋などには優しい色柄、織のきものには大胆な色柄がオススメです。

 

長襦袢の素材

素材も正絹や麻、ポリエステルなどがあり、反物から自分サイズで仕立てるものと、プレタ(出来上がり)の長襦袢があります。

肌のあたりがやわらかく着心地がよい正絹がおすすめです。最近では自分で洗える絹の長襦袢やポリエステルの長襦袢もあり管理が楽な生地もあります。

 

単衣と薄物の季節には絹の絽と紗、ポリエステル、あとは麻の長襦袢が多く、とくに夏場は汗をかくので麻やポリエステルなどは自宅の洗濯機で洗えるので便利です。基本的に白色が主流でカジュアルからフォー マルまで対応できます。色ものは淡い色なら涼しげです。

 

長襦袢の着方

長襦袢は衿や袖口、袖の振りから見え、着物の姿を美しく見せるためのベースです。着物の中に着るからサイズは多少違っても大丈夫と思わず、ちゃんと自分の体や着物を基準にサイズに合わせましょう。

 

長襦袢の身丈は身長の8割が基本の長さです。きもののようにおはしょりを作らないので身長に合わせてサイズを決める必要があります。

長襦袢で気をつけたいのが袖丈と裄です。桁、袖丈、袖幅は着物よりも少し短いのが理想的といわれています。ただし長襦袢の桁や袖丈が短すぎると、手を伸ばしたり動いたりするうちに長襦袢の袖が振りからはみ出してしまうので、袖丈に関しては長めにする人も多いです。

 

長襦袢には衣紋抜き(えもんぬき)と呼ばれる、長方形の長めの布が後ろ衿部分についているものがあります。簡単に衿を抜くことができ、着崩れを起こしにくくするため便利です。

 

半衿と衿芯は長襦袢につけます。半衿と衿芯は着物と長襦袢の重なる部分ですので礼装用は必ず白、カジュアルは色柄や素材で楽みます。

 

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二部式襦袢って?

日常的に着物を着る人に愛用されているのが、半衿が付いた肌襦袢と裾よけの二つに分かれているタイプの二部式襦袢が便利です。

サイズがある既製品が多く、簡易的に着ることができます。

 

長襦袢の代わりになり、肌襦袢の機能を兼ねるので、暑がりの方にもおすすめです。洗える素材の綿やポリエステルなら汗をかくたび自宅の洗濯機で洗うこともできます。

一般的に袖の部分と裾除けが同じ柄になっておりますが、二部式襦袢には袖の取り外しが可能なものもあります。一枚の襦袢で違う色柄の袖を付けることができ、着物によって替えることができます。

 

長襦袢の袖は着物の袖の振りから少し見えるので、袖からちらりとのぞく襦袢のいろんなパターンのおしゃれを楽しむときにも活用できます。

 

単衣や薄物の時期に着る夏向け素材もあります。麻や絹の夏着物なら、長襦袢の代わりに涼しい二部式襦袢を合わせる方も多いです。

 

まとめ

着物に慣れてくると長襦袢のおしゃれや色合わせを考えるのも楽しみのひとつになってきます。

着物、帯の次は長襦袢にも凝ってみるのもいいかもしれませんね!

 

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