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元・着物買取査定士がおすすめ!着物を高く売る方法や業者の選び方

着物の買い取りを専門業者にお願いするとき、いくらくらいの値段になるか気になるところです。

最近は着物買取の店舗も増えてきて、売ってみたいと思うが高値で売れるところはどういうお店か判断に困る方も多くいらっしゃるかと思います。

 

実は、良心的な見積もり金額で査定してもらえる一番重要なことは、店舗と買取査定士をどう見極めるかなんです!

 

どうしたら安心して買取をお願いできるのか?どうしたら納得できる金額を付けてもらえるのか?

今回は、元・着物鑑定士としての体験談をもとに、査定をお願いするお店の基準のほかに優秀な査定士の判別方法、その他の疑問もいっしょにお答えします!

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着物買取専門店はどこがいい?

着物の買い取りをお願いする専門店はどこにすればいいか迷ってしまうと思います。

今現在、全国にはいろんなジャンルの中古買取専門店がありますが、着物など和服の買い取りをしているリサイクル店は近くに全然なくて売るのに困っている方が多いと思います。

着物だけ買い取りしていない業者が多いのには理由があります。

着物というのは仕立てられたオリジナルの一点ものが多く、商品タグやバーコードなど目安になるものがないので、ほかの洋服やブランドものとは違って相場を参照して価格を提示ことが難しいためです。

 

このように情報が少ない着物を査定する場合は、査定士の鑑定する目利きというものが必要になります。

ただ、着物を査定するためには経験を多く積まないと鑑定ができず育つのにも時間がかかるため、全国にも着物専門の査定士として活躍している人は少数です。

なので着物専門の査定スタッフが在籍していないと着物の買い取りをすることもできないので、着物買取を手がけることができる業者が限られるというわけです。

 

数少ない着物買取業者からどれを選べばいいのか迷ってしまうと思います。

着物専門の査定士の目利きによって値段が変わってくるので、やはり優秀な査定士が在籍している業者を探すのがベストになります。

 

一番のオススメの選び方は、広告などで見かける全国で有名な大手企業を選ぶことです!

 

たとえば、全国放送でCMを流している有名人をイメージキャラクターに採用しているなどで認知度がある、というようなところです。

買取実績や成果がなければ、掲載料が高いメディア広告などに資金を回せません。つまり広告を多く出している企業は、本当に買い取るチカラや売るチカラがあるということなんです。

買い取るチカラがあるということは、納得してもらえる良心的な価格を提示することができる優秀な査定士がいるということにつながります。

また有名な大手企業は買取の実績数も多く、それだけたくさんの査定士が在籍しているということもわかります。

ココがポイント

買取専門店は広告にCMや有名人を採用しているところを選ぶ

 

全国展開している着物の買い取り専門店で探すとなかなか少ないですが、こちらで有名なお店を厳選しましたので参考にしてみてください!

全国で有名な着物買取専門店

バイセル【BUYSELL】

バイセルの詳細はコチラ

ザ・ゴールド【THE GOLD】

ザ・ゴールドの詳細はコチラ

 

着物買取店の4つの買取方法

着物の買取専門店が決まったら、そのお店の買取方法を見てみましょう。

現在は複数の査定・買取方法を用意しているところがほとんどですので、ご自身の今の環境にあったものを選ぶことが大切です。

今回よく使われている4つの買取方法をご紹介しますので、各ショップが用意している買取方法、査定方法を上手に使いこなしましょう!

 

出張買取を利用する

出張買取とは、買取の担当者が自宅まで直接出向き、査定をしてもらう方法です。

電話やメールで日時を伝え、自分は家にいるだけで担当者が買取査定に来てもらえるので移動の手間がなく、現在の買取方法の主流になりつつあります。

出張費やキャンセル料も無料なので、直接査定士と交渉する店頭買取とほとんど同じです。査定する場所が違うだけと思っていただければわかりやすいと思います。

 

出張買取のメリットは沢山あり、

  • 着物が大量にあっても、持ち運ぶ必要がない
  • 店頭に持っていくための移動手段や交通費がいらない
  • 自分の都合のいい時間に来てもらうことができる
  • 赤ちゃんがいるなど日中の外出が難しくても大丈夫
  • 査定士と直接コミュニケーションがとれるので安心

などがあります。

 

出張買取の一番のいいところは、訪問してもらえるため持ち運ぶときのガソリン代など余計な出費が無くなるということです。

どんな査定士かも見ることができますし、査定しているところも間近で見ることもできますので、査定の信頼感を得ることができるのも大きなメリットになります。

また、店頭に持ち込む場合と同様に、出張買取でも即日にその場で現金を渡してもらえるケースもありますので、早めに現金化したいときにもつかうことができます。

 

今ではお問い合わせフォームなら24時間対応している業者も多くなっていますので、自分の都合のいい時間に気兼ねなく質問することができ、非常に便利になっています。

着物1点でも出張買取にきてもらえる専門店も多いので、まずは「メール」か「電話」でご相談してみましょう。

ココがポイント

出張買取は、コストがなく無料で査定してもらえる今一番人気な買取方法

 

出張買取のデメリットとしては、せっかく来てもらったからと買取を断りにくくなってしまうこともあります。こういった場合に備えて、売る着物の価格を事前に自分で調べることが必要です。

 

それと地方によって在籍する査定士が違うので、来ていただいた査定士の判断が正しいかの見極めが重要になります。

査定士が優秀かどうかの見極めに関してはコチラでご紹介します。

 

また、自宅に招き入れるという不安があります。取引件数が多い大手ならば安心ですが、出張買取を利用する際はトラブルにならないようコンプライアンスやその後のアフターケアを重視するところを選びましょう

 

宅配買取を利用する

宅配買取とは、ネットから専用の宅配キットを取り寄せて、それに査定・買取してもらいたい着物をつめて買取査定士へ送る方法です。

自宅で必要な書類と査定品をダンボールに入れて、自分の都合のいい日に宅配業者に荷物を取りに来てもらい買取業者へ送ります。業者に到着後、査定をしてもらうと査定結果がメールもしくは電話で告知され、了承したあとに買取成立となり指定した口座に入金してもらいます。

また買取不成立になったときは査定品はちゃんと丁寧に包んで、後日返送してもらえます。

 

自宅に居ながら売ることができ、梱包材の費用、送料、査定料、振り込み手数料などが無料なので出張買取と同様に無駄な出費が一切なく、コストパフォーマンスは高いです。

 

宅配買取のメリットを挙げると、

  • ダンボール梱包材費用、送料、査定料、振り込みなど諸経費や手数料が無料
  • 仕事終わりや休日など好きなときに用意ができるし、査定結果もいつでも見れるので時間を気にしなくてもいい
  • 宅配業者の集荷依頼で自宅まで取りに来てもらえるので、運ぶ必要がない
  • 査定スタッフと顔を合わせる必要がないので気楽

などがあります。

 

出張買取との大きな違いは査定士やスタッフの人と直接話す必要もないので、余計なわずらわしさがなく買取してもらえる点です。

メールやマイページからでも注文や照会ができるので、パソコンやタブレット、モバイルのみでやりとりが完結することもできます。

 

宅配買取はだれが査定するかわからないと心配される方が多いと思いますが、ほかのお客様の品物も含めて一つの店舗に集中して大量に送られるシステムですので、むしろ送られてくる場所には効率よく査定するために優秀なスタッフが在籍して担当しているケースが多いです。

値段交渉する場合はメールやチャット、電話でのみになってしまいますが、ちゃんと親切に対応してもらえますので大丈夫です。

 

ココがポイント

宅配買取は、売りたい品を宅配便で送るだけという手軽さが魅力

出張買取のオススメ専門店

バイセルは着物の出張買取満足度NO1

バイセルの詳細はコチラ

デメリットは出張買取や店頭買取とはちがい、直接現金を手に入れることはできず銀行などの振込になるのでお金を手にするまで時間がかかる点です。その点も午前中までに査定結果を承諾すれば、その日のうちに入金も可能にしてもらえる業者もあるので確認してみるといいと思います。

また買取が成立しなかった場合の返送料はほとんどの業者は無料なんですが、一部の業者は返送料が有料となるケースもありますので注意が必要です。

 

宅配買取は最近になって流行した買取方法なので、利用が初めてでもわかりやすく安心して使えるように工夫されていますが最初は戸惑うかとおもいます。

いつでも送ることができるのが宅配買取の良いところなので、まずは時間を気にせずに一度お問い合わせしてみてからゆっくりと準備してみてもいいと思います。

 

店頭買取を利用する

店頭買取とは、近くにある店頭に着物を持ち込んで査定してもらう方法です。

着物以外でもよく使われる一般的な買取方法で、直接の査定士との取引なので、分からないことがあってもすぐに対応してもらえますし、その場で値段交渉が行えます。

 

店頭買取のメリットを挙げると、

  • 査定スタッフと直接会ってやりとりができるので安心
  • 査定価格が気に入らない商品はすぐに引き取り可能
  • 自分の好きなタイミングで行くことができる

などがあります。

 

ただやはり持ち込みでの買取はデメリットが多く、店舗に持ち運ぶのが面倒でしかもお店に入りづらい、売りたい商品の数が多い場合は車など運搬手段が必要という点などがあります。

交通費でコストが増え、買取金額よりも上回ることがよくありますので注意が必要です。

また、出張買取とは違って査定をしているところを見ることができない店舗もあり、査定スタッフが妥当な値段をつけてくれるか心配な部分もあります。査定時間の待ち時間も量が多くなる分だけ増えることになります。

 

店頭買取を利用する場合は、数品程度で手軽に持ち運びができる近所に買取店があるなど、条件がそろっていると時間やコストを低くすることができるので検討してみてはいかがでしょうか。

ココがポイント

店頭買取は一般に普及しているが時間やコスト、手間が多くなることがある

 

店頭買取のオススメ専門店

ザ・ゴールドは店頭・出張・宅配買取すべて対応!

ザ・ゴールドの詳細はコチラ

 

スマホのLINE査定を利用する

まだそこまで普及はしていませんが徐々に増えつつある買取方法として、リアルタイムに査定してもえるサービスのLINE査定というものもあります。

このLINE査定というのは簡単に説明すると、スマホのアプリケーションである「LINE(ライン)」を使って事前に査定してもらうというしくみです。

各買取専門店のLINE公式アカウントに登録して、査定してほしいものの画像と情報をLINEで送ります。しばらくすると査定金額の見積もりが届くので、納得したら宅配もしくは出張買取や、店頭持込で着物を届けて買取が完了します。

 

このLINE査定のメリットとしては、

  • スマホがあれば自宅で手軽に使える
  • 着物の査定額がすぐにわかり、簡単に確認ができる
  • 着物を持ち込んだり送る必要がなく査定スタッフと会う必要がない

などがあります。

 

ただ、実際に売る場合はやはり宅配買取か店頭買取、持ち込みでの買取になるので、先にいくらになるか知りたい場合には便利な方法だと思います。

 

デメリットは、実際の着物をみていないのでおおまかな査定金額しか提示してもらえないということで、実際に品物を見てからもう一度査定金額を提示することがよくあります。

着物の名称や購入時期、使用状況、着丈などの詳細を査定スタッフに伝えてスマホ査定をしてもらうのですが、洋服とは違い、着物の状態、年代を直に手で触れてみて判断するのが着物ならではの査定方法です。

後日、業者に品物を実際に見てもらうと金額が安くなったりするということはよくありますので、そういったことを考慮したうえで活用するといいと思います。

ココがポイント

スマホ査定は出張買取や宅配買取をする前に、ある程度の値段を知りたいというときに便利

 

買取業者がLINE買取やSNSを使った査定を取り入れ始めたのは最近で、店舗によって対応していないこともあるため、ネットで買取をしようと思っている方は一度対応しているかどうか問い合わせてみましょう。

 

着物買取の相場はどのくらい?

着物の買取金額がどれくらいなのか相場をみてみると、一件当たりの査定依頼の平均金額は低い傾向にありましたが、近年は着物の相場が上がってきています

 

着物の買取相場が低い理由とは

着物の買取金額が低い理由は、着物は値段が付きにくい昔の着物が全国に数多く残っているためです。

着物の生産数でみると昭和時期がいちばん多く生産されていて、平成に入ると生産数が下降していき大体30年前のピーク時の1/6まで減少しています。

そのため査定を依頼する着物も何十年も前の古い品が多く、一件当たりの査定の中に含まれる新しい着物の割合が少ないので全体の平均買取金額が低くなってしまいます。

 

ただし生産数が減っていても、それとは逆に着物専門の買取業者は年々増え続けています

というのもインバウンドなどで海外の方にも着物が人気で、国内でも着物に興味を持ち始めている方も増えており、お手軽に安く手に入れることができる中古着物の需要が高まっているためです。

ほんの5年前までは有名な着物買取店はほとんどいませんでしたが、ここ最近はCMやチラシなどでよく見かけるようにもなりました。

 

着物の買取相場は近年上昇している

そしてこの着物買取業者が増えているということが、じつは今まで低かった買い取り値段の相場を上げる大きなメリットになります。

競合他社が多くなると、価格競争がおきるのは想像できると思います。出張買取やスマホ買取などいろんなサービスが増えてはいますが、やはりお客様にとって一番重要なのは買取価格です。

すこしでも買取価格をあげないとほかの店舗にとられてしまうので、結果、相乗効果で着物買取全体の買取相場が上がっていくというわけです。

 

ここ数年を見てみますと、やはり昔より比べて着物の平均相場を高めに設定しているお店が多いように思います。

この着物の平均相場を高めに設定できる買取店はどういうところかというと、高値で販売する能力に優れている業者によく見られます。

例えば独自の販売ルートをもっていて高く売ることができるなど、販売にも強みがある企業だと高値で売ることができる分、買い取りの価格競争にも負けず生き残ることができるからです。

 

着物の買取競争がおさまって買い取り相場が落ち着いてしまう前に、いろんな買い取り店を比較して、他社よりも高く買ってもらえるようにお問い合わせしてみることをオススメします!

ココがポイント

着物買い取り専門店が多くなった今、価格競争がおこっているため相場も上昇している

 

また、着物種別ごとの買取相場も別記事に書いてありますので合わせて参考にしてみてください。

合わせて読む
元・着物買取の専門査定士が解説!着物種別ごとの買い取り価格相場について

着物買取業者に着物を売りたい場合、お持ちの着物がいくらくらいの見積もりになるのか実際に査定してもらわないとわからないと思うことがあります。 買取店舗のサイトでお願いするにしても、店頭に持ち込むにしても …

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着物査定スタッフを見極めるポイント

良心的な買取金額かどうかを判断するには、鑑定してもらっている着物査定スタッフが優秀か見極めることが重要になります。

 

実際に着物の査定をお願いすると、査定スタッフが一点ずつ着物を拝見して値段を決めます。

ポイントは、着物に買取値段をつけるのは店舗ではなく人で、実際に見ている査定士の目利き能力だという点です。

選んだ買取店が良いところでも、鑑定した査定士の技術が低いと適正価格をつけてもらえないことが起こるかもしれません。

 

優秀な査定スタッフかどうかがわかるように、4つのポイントにまとめましたので見ていきましょう。

 

着物の素材が判断できる

着物の素材が判断できるかどうかは着物を鑑定する基本になります。

 

着物はオリジナルの一点ものですので、仕立ててもらった着物は品質を明記しているタグなどがありません。

着物を査定する時は、必ず実際に手で触れて素材を確認します。ちなみに手袋をしている鑑定士はもってのほかの素人です。

大きく分けて、絹、化繊、木綿、ウール、麻などの植物繊維、その他の混合生地の6つのパターンで判断します。

これらの分類は新しくても古くても着物に触れただけで瞬時に判断できます。

 

着物査定の研修でも一番最初に教えてもらう基本部分にあたりますので、新しいか古いかだけで値段をつけている査定士は気を付けたほうがいいです。

着物の査定士として基本能力があるかどうか、生地の素材を訪ねてみて判断してみるのもいいと思います。

ココがポイント

査定スタッフに素材が何かを訪ねてみて、素材をしっかりと答えれくれるかどうかを検証してみる!

 

着物の名称や部位などの用語を把握している

着物の名称や部位には専門用語がたくさんあります。また小物などにも様々な種類があり用途があります。

これらの用語も着物査定の研修で最初に学ぶことで、しっかりとした査定士は「衽に落款がある」、「帯のたれ先に何か書いてある」、「この小物は着物に使う物なのか」などの着物の質問にもちゃんと把握して答えてくれます

 

査定金額の明細に着物・帯・小物などしか書かれていない場合は、その査定スタッフは着物を把握しておらず、大雑把に新しそうな着物だけに値段をつけている可能性があります。

 

着付け師と査定士は違うので、これはどういう風に使うかなどの使用方法は答えられないかもしれませんが、種別や名前、部位の名称は必ず知っているはずなので、わからないことがあればどんどん質問してみましょう

ココがポイント

着物の専門用語を使ってみたり質問などして、把握しているかどうか確認してみる

 

着物の年代が判断できる

着物は昔から保管しているものも多くあり、着物の年代が判断できるかどうかも値段をつける重要な鑑定項目になります。

ただし、熟練した査定員のスキルでも細かい年月日を当てることはむずかしいので、新しい着物か古い着物か選り分けできているかどうかに注目しましょう。

査定士が年代を把握する材料としてよく見るのは経年劣化と流行などのトレンドの2つです。

 

経年劣化

経年劣化ですが、生地の劣化具合湿気の重み布の焼け具合などを中心に見ます。

表地でもわかりますが、胴裏もよく参考にします。ほとんどが白色を使用しているので焼け具合などで年代が判断しやすいためです。

なので査定する際に裏地までしっかり見ない査定士は、細かく鑑定していない可能性があるため注意が必要です。

 

流行などのトレンド

流行などのトレンドですが、昔の着物は大量に生産されていたため似たようなパターンが多く存在します。こちらに関しては何万点も見てきている経験豊富な査定士は柄や色合いで瞬時に古い着物を判断することができます

ですので、新しいものを古いものだということはありませんので、買ったばかりの着物を古いと判断する査定士は経験が浅い人かもしれません。

また、査定がうまい人はたとう紙の焼け具合なども見て年代の参考にしたりします。たとう紙も見せてほしいという業者がいたら協力してあげましょう。

 

どちらにしても着物の年代を細かく鑑定するのは難しい作業です。査定士にはできるだけ購入年月日は伝えるようにしましょう。

ココがポイント

新しい着物を古い着物と判断されないように、できるだけ購入日を伝えることがプラス査定につながる

 

着物の作家、産地の鑑定ができる

着物の作家、産地の鑑定は一番難しく、判断できる査定士は少数です。マスターするためには何年もの実績が必要になります。

長年の経験と知識が必要なので、熟練の査定士も本部に問い合わせて鑑定してもらうパターンが多くなるかと思います。

 

落款について

落款は有名なものから無名なもの、飾りとして押されているものなど何千種類とあります。

落款の場合はデータと情報を照らし合わせて確認をしたほうがより確実ですので、スタッフの技術というよりも、作家のデータがあるかどうかなど買取店の実力によります。

どちらかというと大手のような実績が多い買取店のほうが豊富なデータがあり、判断しやすく高値をつけてもらいやすいとされています。

 

産地について

産地は証紙がないと数段難しくなります。こちらは本当に目利き能力が必要になります。

熟練の着物鑑定士は、生地のほかにも織り方や糸も見て判断します。有名で良品な着物は、織り方や糸の撚り具合などでも判断できるためです。

 

もしも実際の査定で、センターに問い合わせすることなく落款や産地について断定できる担当スタッフだったときは、その方は本物の着物査定士です。安心してお任せしても間違いはありません。

ココがポイント

作家や産地の判断は難しく、証明書がなくても鑑定できる査定士は着物査定の上級者

 

まとめ

口コミブログサイトで買い取り専門店の評価がありますが、良かったり悪かったりとバラバラなコメントが多いのは、担当の査定士の技術の違いがあるという理由が大きいです。

むしろ無名な買取業者のほうが優秀な査定士がいないため、高価な着物も0円で処分の査定をされ二束三文になる可能性もあります。

 

安全で不安なく見積もりをしてもらうために、まずは着物査定をお願いしたい業者を2、3店舗を目安に候補を選び、それぞれにメールや電話でご相談してみることをオススメします。

納得がいく査定額になるように、今回ご紹介した優秀な買取店や査定士の判別方法をおさえつつ、ぜひ有効活用してみましょう!



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